【FP 大阪】惰性で通わせてない?馬鹿にならない塾代はいる?いらない?

子供の塾代

小学校のお受験から始まり、中学校、高校、大学と子どもが迎える受験のタイミングは何度もあります。受験に合格させるため、お金を使って子どもを塾に通わせるご家庭が多いでしょう。しかし、受験のためとはいえ、通塾資金はかなりの出費となります。

周りの友達が行っているから、私も行きたい!と子どもの自主的な希望もあれば、いい高校、大学に合格するためには塾通いが必須という親の思いから通わせているご家庭もあります。

 

では、通塾させた場合とさせなかった場合でのいろいろな面での違いとは何でしょう?

それぞれ大きなメリット、デメリットが存在するので、紹介していきましょう。

実際に塾に通っている子どもはどのぐらいで、いくらぐらいかけている?

【小学生】

低学年平均で11,988円、高学年平均で18,472円。区分別では、どの学年も「5,001円~10,000円」が最も多く、低学年では45%前後となっています。

 

【中学生】

全体平均で26,064円。区分別では、中学1年で「10,001円~15,000円」、中学2年で「15,001円~20,000円」、中学3年で「25,001円~30,000円」が最も多い結果に。

 

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             出典:文部科学省 子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告

家計が助かる通塾させないメリット!

 

①家計が助かる

通塾させれば費用がかかります。学ぶ教科数が増えれば増えるほど、通わせる期間が長いほど金額は上昇します

たとえば、高校生の場合、調査では以下のようになっています。

これは、塾に行っていない生徒も含んだ調査のため、実際はこれ以上にかかると考えられます。

 

子供の塾代③

出典:文部科学省 令和3年度子供の学習費調査 2.調査結果の概要

 

②家族の絆が深まる

受験という目標に向かって家族で頑張った体験は、一生に数回あるかないか。大きなイベントをやり遂げた達成感を、家族みんなで共有できる機会はそうそうないでしょう。この経験は、将来の親子関係や家族関係にもよい影響を及ぼすのではないでしょうか。

 

子供の塾代④

 

どうしても通わせる場合、塾代貧乏にならないための対策!

毎月、塾代に家計を圧迫されていると成績が上がらない子どもなどにあたってしまうことも。塾代貧乏にならずメンタル的にも崩れないためにも、対策が必要です。

 

①家計を見直して塾に使えるお金を明確にしましょう

食費や日用品、固定費などを見直して、子供の塾代に使えるお金を把握したうえで、入塾しましょう。

 

②無駄な習い事をやめましょう

幼少期からの習い事を継続してやっている場合は、複数の習い事を年齢が上がっても、続けている場合があります。本当に気に入っているものや続けたいものだけを残して他はきっぱりと辞めてしまうのはいかがでしょうか?

 

③無料の勉強アプリや動画を上手に活用!

今はYoutubeなどで無料配信されている勉強動画などがあります。

また、無料で使用できるアプリなども多数存在します。有料教材を購入することもいいですが、無料の教材を上手に活用することで節約しながら勉強させることができます。これは塾に通わせていても通わせなくても使える方法ですね!

 

通塾の決断は慎重に

幼少期は子どもたちも周りの子がやっていることをやりたがる傾向にあります。

子どもが自ら塾に行きたい!という希望があった場合は、家計の状態と相談し通塾させる、させない判断を適切に行いましょう。通塾させなくても、現代は様々なツールが進化していますのでお子さんを説得してツールを上手に活用して、勉強に取り組ませるのもおすすめです!