【FP 大阪】住宅ローンを完済!その後に行う事とは

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何十年もかけて返済してきた住宅ローンを完済したときには、きっと喜びと安堵の気持ちでいっぱいになるでしょう。

しかし完済後にもやることが残っています…!

今回は忘れがちな住宅ローン完済後にやっておくべきことをご紹介します。

住宅ローンの平均完済年数は?

国土交通省の令和2年度住宅市場動向調査では、分譲戸建ての住宅ローン返済期間は「35年以上」が最も多く約7割を占めていました。

マンションも同様の結果になっています。

平均返済期間は戸建て住宅では31年マンションでは31.1年という結果になりました。

人生100年時代といいますが、100年の1/4以上をローン返済に充てていると考えると住宅ローン完済時の喜びは計り知れませんね!

 

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住宅ローン完済時にやるべきこと!

住宅ローンが完済したらやる手続きは大きく分けて3つあります。

①抵当権の抹消手続き

②火災保険の質権消滅手続き

③全額繰上げ返済の手続き

 

 

☆抵当権の抹消手続き

 【抵当権とは】

住宅ローンを利用する際に債権担保の目的で設定される権利

この抵当権を抹消しなければ、登記簿上では物件に抵当権が設定された状態のままとなってしまいます。

デメリットとしては、

①住宅ローンをまだ完済していない物件とみなされる

②何らかの債権があると思われる

③抵当権が銀行にあると買い手が住宅ローンを借りられない

 

などが挙げられます。

抵当権抹消は住宅ローン契約者本人が行わなければならない作業で、3か月以内に手続きが必要です。

 

 

☆火災保険の質権消滅手続き

一般的ではありませんが、火災保険の質権を設定している場合は万が一の災害では、保険金は銀行が受け取ることになります。

こちらもローン完済後は忘れずに消滅手続きを行いましょう!

知らずに困らないために

自宅を担保に新たな融資を受けるなどを検討している人も、抵当権を抹消していなければ審査に通らない可能性があります。

手続き忘れで、残債があるとみなされてしまうのは悲しいですよね!後回しにするとその理由を提出するために、長い時間を要する場合があるそうです。

住宅ローンの完済を喜んだあとは、手続きを忘れずに行ってくださいね!

 

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